お知らせ

岩谷学園高等専修学校第42回入学式・始業式 式辞より

64名の新入生の皆さん 入学おめでとうございます。

今日よりは、岩谷学園高等専修学校の生徒として、新たな生活が始まります。皆さんは、 横浜市や川崎市だけでなく、県内各地から、また東京をはじめ県外からも入学する人がいて、   実に多くの学校から 集まってきています。

皆さんが、本校の入学を希望した理由はさまざまだと思います。「入学したら友だちをたくさんつくりたいな」とか、「簿記や英語の検定を合格するために勉強を頑張りたいな」など、一人ひとりがこれから始まる学校生活に、期待していることがたくさんあると思います。

今の この気持ちを 大切にしていってほしいと思います。

さて皆さん、岩谷学園の建学の精神、つまり学校の目標は知っていますか? 是非これから覚えていってほしいと思います。

岩谷学園の目標は、学校での学びを通じて、「努力心」「誠実心」「独立心」を養って、平和な世の中をつくるために、力を尽くす人を育てることです。

この目標を一度に達成しようと頑張ることは大変なことです。

そこで、今日は新入生のみなさんに、この一年間で特に大切にしてほしいことをお話しします。それは、学校の目標の一つとなっている「努力心」を磨いてほしいということです

中学校とちがって、高等専修学校では高等学校の学習をしますし、卒業後に社会人や大学生となるなど、大人への一歩を踏み出す時期となります。

その過程においては、失敗したり、一生懸命頑張っているのに思うようにいかなくなったりすることもたくさん出てくると思います。そのようなときに、粘り強く努力することは とても大切なことです。

私は、NHKで放映されている「新・プロジェクトX」という番組をよく見ています。

私がなぜ、この番組を好きになったのかというと、瀬戸内海に大きな橋を架けたり、山の中をくりぬいて長いトンネルをつくったり、遠くを流れている川から水路を引いて砂漠地帯を豊かにするなど、常識で考えたら、だれもが不可能と思われることにチャレンジして、目的を達成していくドラマがあるからです。

その中で、「もう無理かもしれない」「これ以上考えられない」と諦めそうになっても、「まだ何かできる方法はないのか」と知恵を絞りだして考えていく、そこに携わる人たちの努力や逞しさが、感動のドラマを生み出すからだと思っています。

皆さんも、目の前に困難が立ちはだかった時に、それを乗り越えて目的を達成する、感動的なドラマを演じる主人公になったつもりで、努力を重ねてほしいのです。

その努力は 必ず 実を結ぶことになると思います。

岩谷学園は 誰もが主役になれる 可能性を秘めている学校なのです。

でも、努力を続けることは時には苦しいものです。ですから、一人で抱えるのではなく、 遠慮なく周りの人の力を借りてください。身近な友達やおうちの人、学校の先生など、皆さんの周りには相談できる人はたくさんいるのです。

自慢するわけではありませんが、岩谷学園の上級生はみんな、それぞれの悩みと向き合いながら頑張っている、頼りになる人たちです。きっと皆さんの力になってくれることと思います。

2年生・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。新入生を迎えて、頼りになるお兄さんやお姉さんとして、だれにとっても過ごしやすい学校をつくるために頑張ってほしいと思います。

2年生の皆さんには、学校目標の中でも特に「誠実心」を意識して過ごしてほしいと思います。岩谷学園での1年間の生活を経験したことによって、今年度に実施する学園祭や修学旅行・合唱コンクールなどの学校行事に向けて、一人ひとりが力を発揮してより良いものに作り上げていってほしいと思います。そのためには、自分の考えを伝えるとともに異なる考えにも耳を傾けるなど、周りの人と誠実に関わっていくことを意識してほしいのです。そうすることによって、皆さんの学校生活が何倍にも豊かになることと思います。

3年生の皆さんには、学校目標の中でも特に「独立心」を意識して過ごしてほしいと思います。今年は3年間の学校生活にとって総仕上げの年になります。一人ひとりが卒業後の進路を決定していく大切な時期となります。その進路は自分が考えて責任をもって決めていくことが大切です。そのためには、多少面倒なことでも自分の力で乗り切ろうと努力する自立した人になる必要があります。そうすることによって、卒業後の皆さんの人生は大きく開かれていくことと思います。

今年一年が、皆さんにとってかけがえのない年になることを願っています。